夫から熟年離婚を迫られる女
熟年離婚を迫られるのは、
男だけではない。
主婦として子どもを育てあげたあと、
夫から熟年離婚を迫られる女もいる。
以下、実話。
夫は大企業に勤務し、
何の不自由もない生活。
息子たちを有名私立校に入れ、
成人まで育てあげた。
しかし、更年期から鬱を患い、
夫を責める。
耐えられなくなった夫が
離婚しようと言うと、
「若い女と再婚するつもりだろう」
と疑心暗鬼になる。
夫が、家庭から外に出た方が良いと
「パートにでも出てみたら」
と言い、外へ働きに出てみたら
鬱症状はだいぶ改善したものの、
夫はいまだに離婚を諦めずにいる。
はい、どうでしょう。
有名企業に勤務する夫を持ち、
いわゆる「裕福な家庭」の主婦となり、
子どもを育てあげることに
羨ましいと思う日本人女性は
いまだに多いでしょう。
しかし、社会から隔離され、
「家庭=社会」となり、
更年期も酷くなり、しまいには
夫を責めるようになる。
60になろうという主婦が、
離婚して生活して行ける訳もない。
子どもが大きくなってからでも、
少しずつ自分なりの仕事を
再開していたら?
生きる力も湧き、
更年期の被害妄想もなかったかも
知れない。
何十年も一緒にいるから、
子どもがいるから、
などと、主婦という地位に
安心していてはいかんのですよ。
熟年離婚といえば
男が切り出されるもの、
という訳ではないことを
お忘れなく。