自暴自棄になるのはなぜ男が多い?
「無差別殺人犯はなぜ
男ばかりなのか?」
こう思う人は多いと思います。
日本だけではなく、
海外でもそうですね。
調査によると、暴力的な人間は
男性ホルモン「テストステロン」が
平均よりも多いそうです。
また、プライドを傷つけられて
「侮辱された」と感じた時の恨みが
その男性ホルモンを刺激して、
より攻撃的になるそう。
心理学や脳科学の面で見ると、
男性は女性よりもコミュニケーション下手で
孤立しやすく、そのせいで自暴自棄に
なりやすいとのこと。
そのため、自殺は女性よりも
男性のほうが多いのだそうです。
犯罪心理学の観点から見ると、
重大犯罪者に見られる人格特性として
●情性欠如
(思いやり、慈母心、同情心、憐れみ、
羞恥心が欠けている)
●爆発性
(攻撃的な心理状態になりやすい)
●抑制欠如
(怒りや憎しみなど
感情を抑える理性が欠けている)
●意思薄弱
(持久性・自発性・能動性が欠け、
努力の継続が困難で社会的不適応状態に
なりやすい)
などが挙げられ、
他にも、脳の損傷などの
可能性もありますが、
何度か記事に書いている通り、
あまり愛情が感じられない家庭環境や
甘やかされて育った環境も
後の人格形成に影響して来ると思います。
自分より弱いものを守ろうと
するのではなく、
「傷つけたい」と思う感情。
もし、これを読んでいる人の中で
こういう感情に覚えがある人が
いるとしたら、
「自分は危ないのだ」と認識してください。
攻撃的になっているなと思ったら、
自然に触れたり、体を動かすのも手。
痴漢行為も、ある意味
自分の衝動が抑えられない、
見つかったら今までの人生が台無しに
なることがわかっていてもやめられない、
自暴自棄の範疇なのかも知れませんね。
結局、犯罪を犯す男の共通点は
愛情面でも物質面でも
「満たされていないこと」なのでしょう。